岩茶の美味しい淹れ方

  • 1
    急須と湯飲み茶碗にお湯をさし温めてから、急須のお湯をこぼします。
  • 2
    茶葉を急須の三分の一~二分の一程度入れます。
  • 3
    次に沸きたてのお湯をゆっくりと急須からあふれるまで注ぎます。
  • 4
    急須のてっぺんにふんわりと浮かんだ泡を蓋で掬い取るように蓋をして、その上からサッとお湯をかけ、そのまま少し置きます。
  • 5
    30秒か40秒後(時間は使用している急須の大きさにより異なりますが、急須が大きくなるほど置く時間は長くなります)に急須の蓋を外し、蓋の裏に付いた香りをきき、味、香りの浸出具合を見ます。
湯のみ茶碗に注がれた岩茶

ポイント

急須
一~二人で飲むときは「スモモの大きさの急須で」と武夷山の茶師は言います。
でも日本ではこの種の大きさの急須を手に入れるのはむずかしいので、四~五人くらいまでは玉露か煎茶用の 急須でいいでしょう。
お湯の温度
岩茶を淹れる温度は「魚目」あるいは「蟹眼」の温度と言われます。
ヤカンの口から湯気が立ち始めますと、ヤカンの底から幾筋もの細かい泡が柱のように立ち上がってきます。 このときの温度が「魚目」です。
次に大きな泡がボコボコ勢いよく生じてきます。この温度が「蟹眼」です。
「魚目」か「蟹眼」の温度で火を止めてください。グラグラ沸かしてしまいますと水中の酸素が奪われ“気”が 脱け、お湯はまずくなります。これを「水が老(つか)れる」と言い、岩茶は嫌います。
ミネラルウォーターが各種売られています。
どの“名水”が岩茶に適うかはなかなかむずかしいのですが、甘く軟らかな水が岩茶にはいいようです。
岩茶は水に正直に反応するお茶ですので、湧水はもちろんのこと市販されている各地の水でいろいろ試し、遊んでみてください。
また水道の水に少しばかり知恵を働かせておいしい水を作り、そうしてできた”自分の名水”で岩茶を淹れるのもよいと思います。
まず浄水器を通した水道水を手頃な容器に入れておきます。金属製の容器より陶器の甕がよいでしょう。 汲み置いた水をときどき揺すったり太陽にあてたりしますと、さらにおいしくなります。
岩茶の保管
密閉容器に入れて湿気と熱を避け、常温で保管してください。岩茶は人体に有効な成分が何年間も 生き続けるウーロン茶ですので、決して冷蔵庫や冷凍庫には入れないでください。